伊藤雪彦先生は、ヒット曲“白い海峡”“汽笛”“木曽路の女”を手掛けた作曲家です。
歌の舞台は、雨のしたたる、夜のプラットホーム。
愛するあの人は夢を追って、最終列車で上京してしまいます。

今のままのあなたで私は十分なのに…
だから、ずっと傍にいてほしいのに…
あなたがプレゼントしてくれた、バラの鉢植えを見つめ、寂しさがつのります
溢れそうな気持ちを胸に抱き、雨の中見送る女…
愛する人を信じて待つ、一途な女心を歌います。

※“雨の終列車”のような哀愁演歌は、今までの私の曲では二曲ありました。
“なみだ化粧” “海鳴り酒場”です。
この２曲は、男女の別れ。
大人の未練を歌った曲です。別れて終わってしまった恋の歌です。

雨の終列車も哀愁演歌ですけど、愛する人に「すぐに迎えにくるから」と言われた希望があります。
なので、寂しいけどまだちょっと「明るさ」がありますよね(^^)
私にとってはまた新しいタイプの曲ですね(^^)

本当は離れたくない、ずっと一緒にいたいけど、あなたの夢を応援したい女心。
んーー。。私もそうだったら、主人公の様に黙って見送る…だろうな(;-;)
別れてしまったら諦めるしかないけど、迎えに来るって言われたら、好きなら帰ってくるまで信じて待ちますもんね。。
そんな恋も切ないでしょうね(;-;)

残された私とバラ。
切ないくらい真っ赤に咲くバラ。。
バラを見ると余計に寂しくなるけど、好きな人の面影が一緒に浮かぶから、ひとりぼっちになっても、信じて待つ支えになるんでしょうね。
切なさ、寂しさ、いろんな気持ちが織り成す複雑な女心を歌で表現しますので、是非聴いてください(^^)

渡辺亮子デビュー15周年記念曲です。
作編曲は、亮子オリジナル曲“娘芭蕉の夢旅路…松島”を手掛けた千葉有一先生。
15周年という、１つの句切りにふさわしい前向きの歌に仕上がりました。
15年…節目の年なので、演歌歌手、渡辺亮子のイメージをがらりと変えたこれまでにない新しいポップな曲調です。
新しい自分への第一歩の曲です。
演歌にあまり馴染みのない若い方や、歌は歌わないけど、聴くのは好きという方でも、聴いていて前向きになれる！元気になれる！癒される！ような“希望”を込めた曲です。

※この曲は、初めて私が作詞をした曲です。
15年目になるので、詞に挑戦してみたい！！とたっての希望が叶ってできた作品です。

「虹色に染めて」というタイトルは、人生晴れたり曇ったりです。
心の中も、その時その時の気分や出来事で、心の中の色も、見える世界もいろんな色になりますよね。
どんな色も、前向きに！虹色に染めていこうという歌です(^^)
皆さんは二重に架かる虹を見たことがありますか?

私は、震災後間もなく大好きなおじいちゃんを亡くしました。
悲しみは大きくふりかかり、私の心はついに悲しみを越えてしまってからっぽになりました。
その日じいちゃんを看取った病院から帰り道、私は雨上がりの二重にかかる虹をみたんです。
「嵐の後には、こんな綺麗な虹がでるんだから泣かないでがんばれ！！」ってじいちゃんが私に見せてくれた虹だと思ってます。
時間はかかるけど、あの日私に見せてくれた、あの綺麗な虹の様に心を染めていける日を信じて。。

詞の内容は、私が震災後故郷に戻ったときに見えた景色、感じた気持ちを詞にしました。
震災後、下ばかりみて空を見る余裕さえなくて、１日１日が精一杯でした。
だんだんこの生活にも慣れて、夜仕事を終え家に帰ってふと空を見ると、満点の星空が降り注いでいました。
はっと、時間が止まった瞬間でした。
長年住んでいたいつもの場所なのに、こんなに星が沢山キラキラみえたのは初めてでした。
今まであった家の明かりや街灯が減ったせいで、空全体が広く、すごく雄大にみえたんですね。
こんなにも星が一面に瞬いて綺麗なのに、、なんとも悲しすぎる星空でした。
見てたら悲しくなり、涙がこぼれました。
そんなとき、優しい風が私の頬にふれたんです！
その風を肌に感じたとき、私今ここに生きているんだ、、と実感したときでした。
せっかく私は生かされたんだから、“今”を大切にしよう。
って思えたんです。
もっともっと生きれたはずの大勢の犠牲になった方々の分も、大切に生きようと。。
震災を思い出すような曲は嫌だったので、すべての夢をもつ人達へ。。

私の好きなことば、
「明日」「光」「綺麗」「幸せ」「優しい」「鮮やか」「響く」「歓び」「繋ぐ」「笑顔」
聴いてても、言葉にしても幸せに感じるような大好きな言葉を沢山いれて歌おう！！とできた曲です(^^)